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@マラケシュ、混沌の街に身を投ずる

Fna_Sunset
「Chaotic..」–この街を”混沌”と、そう表現したのはBritish guyのJordanだったのだが、改めて考えてみるとむしろそれ以外の形容詞が見つからない。Marrakech、特にMedinaは人とモノに溢れたカオスな街だ。

Marrakech medinaはJamaa el Fnaを中心として放射線状に道が延び、そこから更に小道が広がり、無数のSouk(イスラム教国でいう市場)がMedina内に点在する。その複雑さは、最初足を踏み入れれば10m歩いただけで道に迷う程で、もはや道を覚えることを放棄したほうが賢明である。小道の両脇には隙間無く小さな店が並び、「My friend!」「Japan!」と絶え間なく声を掛けられ、ゆっくり商品を吟味してもいられない。スカーフやカーペットなどの布織物から、野菜や果物の生鮮類、衣料品や化粧品、それに機械類などあらゆる物が並べられ、その前を幾人もの人が通り過ぎ、たまに立ち止まり、稀に手に取り購入していく。人通りは一日中絶えず、ただ眺めているだけでも飽きない。

しかし、Jamaa el Fnaが最も活気に溢れるのは日が落ちてから。日暮れから屋台が立ち始め、夜になると一つの街と言えるのほどの屋台街が出来上がる。「タジン!」「ケバブ!」そう呼び込む男たちの声と、料理に舌鼓を打つ旅行客の話し声で、広場はノイズに包まれる。その周囲では、夜になってもジュース売りがオレンジを絞り続ける間、見せ物が観衆を惹き付ける。ヘビ遣いやサル遣い、楽器を打ち鳴らす一団、音楽に合わせて踊り狂う男。何十人もの見物人がそれらを取り囲み、声を挙げ、小銭を投げ入れていく。やがて人は去り、また増え、熱狂は夜中まで続く。

「これまでで最も地図の要らない場所」それがMarrakechの印象である。歩いて、見て、食べて、聞いて。延々と繰り返すうちに、すこしずつMarrakechが姿を現してくる。

MKSH_art布織物から絵画、器、そしてオレンジの屋台まで、Marrakech medinaは何でもあり。

MKSH迷路のように道が入り組むMedinaは、明暗のコントラストが美しい。

MKSH_roadMedina内でも果てまで歩くと人通りはまばらになり、ローカル色が強くなる。煙はケバブであろうか。夕暮れ近い街を包み込む。

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