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「ゼロ——なにもない自分に小さなイチを足していく」(堀江貴文)


「良い本だから読んでみな」と、色々な縁で本書を頂くことになって、気付いたらその夜のうちに読み切ってしまっていた。間違いなく、良い本だったなあと思う。一つは、ホリエモンという人でさえ、何も特別な人間ではなく努力家なのだと知れたこと。もう一つは、彼のひとつひとつのメッセージに、自分自身昔を回顧でき、そしてこれから踏み出す未来に勇気を持つことができたことだ。

「ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく」(堀江貴文)は、彼の出所後初の書き下ろし単行本で、これまであまり語られなかった幼少・学生時代のこと、そして獄中生活を経て改めて考えることになった仕事観が主になっている。つまり「ホリエモン」ではなく、「堀江貴文」としての、初めてとなる自伝だと彼も言っている。

実は、本書を手に取る前に既に一部は読んだことがあった。Cakesで第0章が会員以外にも公開されて、かなりバズっていた覚えがあるし、僕自身かなり刺さるところがあった。
>>Cakes: ゼロ——なにもない自分に小さなイチを足していく堀江貴文 | 第0章 それでも僕は働きたい

彼は福岡の片田舎出身の、ごくありふれた家庭の子供だった。恐らく生まれもって頭は良かったと推測するが、それでも様々な人生経験を一歩ずつ経て成長していったのだと分かる。コンピュータと出会いそれに没頭したこと、ヒッチハイクの旅で日本全国を回ったこと、自分の「できること」となったプログラミングで、他人の手助けをすると同時に報酬(お金)を得て感動したこと。そのすべては一歩を踏み出すことから始まり、小さな成功体験によって自信が強化され、それが次の成功につながっていく。明快で、納得感がある。

彼にとって「働くこと」、それは生きることそのものだという。社会とつながり、人とつながり、そして人間としての尊厳を保つことができる、それが働くということだ、と。それを支える信条であり、本書の要点をもう一度おさらいしておこうと思う。

1. 「できるわけがない」とやりたいことに蓋をしないこと
2. そのためには、「小さな成功体験」を積み重ねて、ゼロの自分にイチを少しづつ足していくこと
3. もし失敗しても、決してマイナスになることはなく、また「ゼロ」に戻るだけであること

心から、多くの人に読んでほしいと思う。まずはCakesからでも是非!

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