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2014年10月 Monthly archive

FK
イギリス/イングランド南東端のFolkestoneで開かれているアートトリエンナーレ〈Folkestone Triennial 2014〉に行ってきた。11月2日までの開催だけれど、暖かいうちにということで10月の秋晴れの一日を使ってドーヴァー海峡で有名なDoverの隣町まで足を伸ばした。

Folkestone Triennialは、2008年から3年ごとに開かれていて今回が3回目。「海沿いの小さな町のアートフェスティバル」という耳障りの良さの通り、4時間くらいの駆け足の滞在だったけれどとても満足感がある。フェスティバルの雰囲気というよりは、アート作品が町全体に屋外展示されていると表現した方が正しい落ち着きだけれど、マップを手にしながら初めて降り立った町を歩くのは純粋に面白い。海岸エリアに出れば、古い港とフランスまで眺められる海、それに沿って広がるビーチの絶景が現れる。「イギリスは田舎に行くほど素晴らしい」と耳にしていたけれど、正にその通り。小さな町の魅力が溢れていた。

Folkestoneの町は、トリエンナーレの影響からかアートな雰囲気が漂う。町の中心から海岸へ抜ける〈The Old High Street〉には小さなアートショップ、アンティークショップが連なり、海のある景色ということもありCornwallのSt. Ivesと姿が重なる。それに加えて、過去のトリエンナーレの作品が常設となって残っていくので、目に見えるアートが町に蓄積されていく。個人的には2014の作品もそれ以前の作品も同じくらい印象に残っていて、この発展的な仕組みには感心した。

[Photo] A K Dolvinの〈Out of Tune〉はFolkestone Triennial 2011の作品。色褪せない存在感と魅力はアートならではかもしれない。

Flickr: https://www.flickr.com/photos/yusskei/sets/72157648473268765/



他の作品たちもInstagramより。Yoko Ono〈Earth Peace〉のシリーズは今回最も展示が多かった作品の一つ。ビルバオのグッゲンハイム美術館といい、何だか最近彼女の作品とよく出会う。

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#FolkestoneTriennial 2014 #YokoOno #EarthPeace #ArtFestival #Folkestone

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Strange Cargo〈The Luckiest Place on Earth〉はFolkestone Central鉄道駅からすぐの高架下に4つ。街並みに溶け込んでいるような、存在感のあるような絶妙さ。

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The Luckiest Place on Earth by #StrangeCargo #FolkestoneTriennial #Folkestone

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ホテル〈The Grand〉に掲げられたYoko Ono〈Earth Peace〉。Mapで場所に辿り着いても、まさか建物の上とは思ってなかった。

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#YokoOno #EarthPeace on top of #TheGrand #FolkestoneTriennial #Folkestone

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アート作品ではないけれど、ベンチの足元に描かれたストリートアート。粋!

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The happiest #bench in the world #FolkestoneTriennial #Folkestone

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BON
イギリス特有の秋の行事として、11月5日のGuy FawksのBonfine Nightがあるのだけれど、Sussex地方は別の流れも汲むBonfireが慣習として残っている。10月頭のEastbourneを皮切りに各地を順々に毎週行われるという。

そのEastbourne Bonfire 2014に、大学のレクチャラーからボランティアのお誘いがコースにあったので、コースメイトと参加してきた。仕事内容はMarshalling(交通整理)というごくごく一般的なものだけど、それよりはボランティアをどのようにマネージしているのか気になったので当事者になってみることにした。

イベント前々日にガイダンスを受け、当日に再度ボランティア全体で最終のMTG、その後配置について、イベント終了まで粛々とこなしたのが全体像。黄色いベストを着て、「車両通行止め」の看板を前にして、何か聞かれたら答えるという、いかにもなボランティア経験は、実は初めてで面白かった。

「今日ここで何かあるのかしら?」というマダムから、「パレードってどっちに進むんだっけ?」というジェントルマン、「なんで車入れないんだ!どうやってホテルまで行くんだよ!」というタクシー運転手まで色々な人が居た。パレード参加者で「Thank you for marshalling!」と笑顔をくれた人も覚えている。この国の人のこういう気軽さはとても好きだ。(ドライバー以外)皆楽しそうにしてくれていたので何よりである。

BON_02焚き火のトーチ棒を掲げたパレード。各地のBonfire Societyがドラムの演奏と共に順々に行進する。

BON_03地元のパブは、こういう場合公共空間にもなり得る。この〈Crown&Anchor〉は2Fが運営本部のような役割を果たして、ボランティアからパレード参加者たちの控え室になっていた。1Fは通常営業で、特別にローカルのエールビールを出していたりもした。素晴らしい!

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TENNIS
9月末からMasterコースが始まった。イギリスの大学はこの時期がアカデミックイヤーのスタートで、最初の1週間はInduction weekに充てられる。Freshers(新入生)であれば学校学部の紹介からコースやModule(授業)の説明の期間となる。

そんな中、うちの学部では容赦なく、早速Group Presentationの課題が出る。しかも構想・準備からプレゼンまで3日という鬼スケジュール。具体的なテーマは、業界のイシュー/トレンドを説明・分析・評価すること。適切なトピックを設定して、どういうアングルで切り込むのか、何にフォーカスするかという”Scope”はMasterレベルにおいて頻出単語でもある。

Sports&Service Managementの学部に入っているのは、Tourism(観光マネジメント/国際開発)、Hospitality(ホテルや飲食などのサービス産業)、Event(Festival、Conference、Sporting Eventなど)、Sports(Sports&Media、Physiologyなど)のコース。4-6名のチームを組んで、計11チームがプレゼンを行なった。

自分のチームのテーマは「Sporting eventにおけるGender representation」。メディア報道における男女スポーツの質的・量的ギャップを指摘したもので、ここEastbourneのテニストーナメントを例にした。チームの一人がSports&Mediaのバックグラウンドがあったので、それを展開した形である。

他チームのプレゼンも興味深かった。スポーツ施設のレガシー(巨大施設の建築のSustainability)、Boutique Hotel(小規模ながらホスピタリティを重視したホテル展開)、中国のMusic Event(毎週の頻度で行われるユニークなイベント)、ボランティアツーリズム、ブータンの観光施策、Sports Physiologistが英国女子ラグビーのプロ化によって得られる恩恵、などがテーマとなった。質疑応答も活発で質も高く、Master student達の意気込みが見られたように感じた。

このプレゼン課題は、学部・コース内で交流を深めることはもちろん、他のメンバーのバックグラウンドやCapabilityを知って、Masterレベルでどの程度のCritical thinkingが必要かを感じるいい機会だったように思う。皆、基礎的な知識量とプレゼン力が高く、刺激を貰ったと同時に危機感を覚えて、サバイブするのは大変そうだと改めて身が引き締まった1週間だった。

[Photo] プレゼンの会場は、Eastbourne Lawn International Tennis Centreのカンファレンスルーム。当日は他の団体も部屋を借りていて、スポーツ施設がローカルに稼働していることも目にすることとなった。

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