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2014年8月 Monthly archive

Camino
8月の5日間を使って、サンティアゴ巡礼El Camino/Camino de Santiagoでフランスとスペインに跨がるピレネー山脈を歩いてきた。聖ヤコブの道を辿る多くの巡礼者Pilgrimsの出発地点となるSaint-Jean-Pied-de-Port (SJPP)からピレネーを越え、牛追い祭りSan Ferminで有名なPamplonaを過ぎて、複数の道が全て統合される街Puente la Reinaまでが今回の道のりだ。自分はここで中断したが、多くのPilgrimsはここから1ヶ月程をかけて、スペイン北西の町Santiago de Compostelaを目指す。

El Caminoはキリスト教三大巡礼路の一つに位置づけられ、11世紀頃からずっとPilgrimsが歩いてきた道のりだ。今日では宗教的理由Religious reason以外にも道は開かれていて、Pilgrim hostelの記入用紙に倣えば、文化的理由Cultural reason、精神的理由Spiritual reasonが挙げられている。実際自分が尋ねた中では、Religious reasonsで歩いていたPilgrimはおらず、多くは現代生活の中で時間を作って、歴史に紐づいた特別な経験を求めているようだった。

自分のきっかけは、ほとんど映画〈The Way〉の影響と言える。何世紀も続く巡礼路に足を踏み入れてその景色を見てみたかったし、そこで何が起こるか体験してみたかった。また、実際歩いたことのある友人が居たことにも背中を押された。欧州ではEl Caminoの存在自体がポピュラーなようで「周りで歩いた人がいる」と何人からも聞いた。Pilgrimsの年齢層は18〜60歳辺りと幅広く、家族で歩いていたPilgrimsも少なくなかったので納得である。ドイツでは近年一人のコメディアンが巡礼後にその体験を綴った本を出版していて、それに刺激されたという子も居た。割合ではSpanishの他にItalianが驚くほど多いけれど後はバラけている。日本人にも6人会った。

SJPPからPuente la Reinaは、El Caminoの第一ステージであり、最初の関門でもある。標高1,400mまで山道を登り、そこからスペインの国境の町Roncesvallesまで下ると25km。通常6-8時間だが自分は9時間かかった。SJPPからPuente la Reinaまでは約100kmだ。それにしても、この道は絶景の連続である。美しい朝焼けの中街を後にすると、歩けば歩くだけ違う景色が姿を現す。日に照らされた山脈や、小さな村々、牧場を眺めながら足を進める。El Caminoは大半が舗装路らしいが、ほとんどの自然路はここに集中しているのではと思ってしまう。山肌が露になった岩場や、森の中の落ち葉の上も歩く。ただし、技術的/体力的に特別難しいことはないので、それも幅広いPilgrimsを集める理由になっている。道順も目印がマークされていて分かりやすい。キュートなホタテ貝マークがEl Caminoの印だ。バックパックに付けられた貝殻はPilgrimの印になる。

様々な出会いもEl Caminoの醍醐味である。El Caminoでは、全てのPilgrimsがたった一つの場所、Santiago de Compostelaを目指してとにかく歩く。巡礼路に位置する町では、Pilgrimsを迎えるために公営/民営の宿泊所であるAlbergueやHostelが置かれ、BarやTavernが朝早くから夜まで飲食を提供している。他のPilgrimsと一緒に歩き、会話を交わし、次の町に着く。もしかすると同じ宿を取るかもしれない。Dinnerを共にすることもあれば、ビールやワインを一杯なんてこともある。宿に戻れば沢山のPilgrimsが話し込んでいたり、あるいは翌日に備えて既に熟睡している。山ほどの個人旅の集合場所であり、大家族の旅行のようでもある。「道を歩く」というシンプルな絆で結ばれた連体感は強く、不思議なほど居心地が良い。

当初、Pamplonaで旅を終えるはずだったけれど、この道を歩くことが楽しすぎたので、Puente la Reinaまで足を伸ばすことにした。もし今誰かに相談されれば、確実に全行程踏破をおすすめする。SJPPから800kmあるので責任は取れないけれど。自分は、9月にもう一度El Caminoに戻ってラスト200kmを歩く予定。幸運にもそれは8月のスタートからおよそ1ヶ月程のタイミングのようで、一緒に歩いたPilgrimsと再会できることを願って、来月にまた行ってきます。

Flickr: https://www.flickr.com/photos/yusskei/sets/72157646548691505/

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Amst
Summer holidayの最初の場所はAmsterdam。大麻を取り扱うCoffee shopや売春街であるRed light districtの妖しさで名高い街ではあるが、それ以上に、運河とその水辺の開放的な雰囲気、色とりどりの窓と自転車に飾られた歴史ある街並み、そして洗練された近代建築が重なって、これまで見てきたどのヨーロッパの街よりも「モダン」という言葉が似合う場所だった。

基本的に街をとにかく歩くというのが自分の旅行のスタイルだが、Amsterdamは自転車の街。一日目は自転車をレンタルして美術館が集まるエリアへ。中世美術のコレクションの〈Rijksmuseum〉、Contemporary artの〈Stedelijk Museum〉、そしてゴッホと彼に縁のある作品を集めた〈Van Gogh Museum〉が街の南方に位置する。これらの中心に広がる芝生の広場もとても美しくて一日中過ごせそうな場所だ。〈I amsterdam〉のSculptureもここにある。

2日目はとにかく街を散策。Pijpというエリアを目がけて自転車を走らせていると、フリーマーケットや、Independentの本屋、カフェなんかの感じの良いお店が次々に現れる。このSmall shopで溢れて、ここに暮らす人の息づかいが分かるような街はすごく大好きで、「Amsterdamは居るだけで楽しい」と分かる。GlobalなRetailerを駅前の一部のストリートぐらいしか見なかったのも、Amsterdamの街をよく表しているように思う。

ここでのステイは、2泊ともCouchSurfing。ホストのDustinはAmerican guyで、Amsterdamには仕事で来ていて、IT関係でプロジェクトベースで仕事をしているので次はBostonに行くのだそう。ベンチャー企業にJoinするみたいで、楽しみにしている様子だったのを覚えている。それに母国だから尚更か。身軽な生き方はとても憧れる。

結論:Amsterdamは素敵な出会いの連続!

Flickr: https://www.flickr.com/photos/yusskei/sets/72157645601691118/

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