— yusskei.net

Archive
2014年5月 Monthly archive

Ch01[Photo] Chefchaouen medina, Blue City

Chefchaouenはモロッコで最も気に入った町だ。壁や道が青色に彩られた「ブルーシティ」は、落ち着いた雰囲気の小さな町で、山を望む景色はのんびりしていて居心地がいい。MarrakechやFesといった「商人の街」から移動してくると、この地の人々の穏やかさに驚かされる。

町は山間に位置するため、雨が降り、気温もかなり下がる。それはウールを使った厚めの織物という伝統工芸をこの地にもたらし、男性はロングコートのような羽織物を着こなすことになった。全身を白色に包み、三角に尖ったフードを被ったシルエットはどこまでも独特で、「Bonjour」と胸に手を当て、軽く目を閉じながら挨拶を返された時には、果てしない神秘性を感じた。

British guyのJordanとの出会いも印象深い。Meknesからのローカルバスに乗りこんだ旅行者は自分と彼だけで、話してみると彼はなんとUni Brightonの卒業生だった。Spain在住なのでSpanishが堪能、加えてEgyptへの旅行でArabicも覚えたらしい。一緒にカフェに入れば隣町Tetouanから来た少年達と食事をシェアすることになり、Medinaを抜けてSpanish Mosqueまで歩いて行けば、いつの間にかSpanishを話すローカルが混ざった一団になっていた。

町に魅了されてしまった僕は、すぐに翌日のTangier行きをキャンセルして一泊長くステイすることを決める。これが実はその後の予定を次々と崩壊させていくのだが、今振り返ってみるとやはり好きな町でゆっくり二泊できたのは満足度が高い。もちろん、二日目には何もすることが無くなってしまったのだが、そんな贅沢もたまにはいいはず。

Ch03

ChHena

ChCat

Read More

Meknes[Photo] Grand Mosque in Meknes medina

1. 旧市街
まず断っておかなければいけないのは、Meknes medinaの到着日は金曜日。つまりイスラム教の安息日であった。ほぼ全てのショップはクローズド、賑いを見せるのは広場周辺だけで、後はRiadが営業するのみという寂しい状態だった。Meknesに限らず、金曜日に重なる場合は前後もう1泊を検討したほうがいい。とはいえ、よく言われるようにMarrakechやFesに比べて人々に落ち着きがあったように感じたのは事実。もちろん、休息日なので忙しさがなかっただけかもしれないが。

HedimMeknes medinaの玄関口となる広場〈Place el Hedim〉はMarrakechの〈Jamaa el Fna〉をそのままコンパクトにした雰囲気。カフェが広場を取り囲み、昼は物売りが商品を広げ、夜になると見せ物が始まる。安息日だが夜は活気に溢れていた。

MMosque夜の〈Grand Mosque〉はその存在感が一層際立つ。他の都市も同様、夜のモスクはライトアップが見られた。


2. 宿泊
MeknesもRiadがあるが、MarrakechやFesより数が限られるのはMedina自体のサイズに比例している。とはいえMedinaに行けばRiadがあるという法則はその通りなので、現地到着後に宿を探すのであれば、まずはどこかのRiadに飛び込むのが手っ取り早い。部屋を見て即決するか、そうでなければ違うRiadを紹介してもらえばいい。

MekHotMeknesの鉄道駅で見つけたFrenchカップルに声を掛けてMedinaまでTaxiをシェアすると、「私たちもこれから宿を探すから一緒に行こう!」とRiadへ飛び込み、2軒目でどちらも〈Riad Om Hani〉に決めて同じRiadにステイすることに。シングルルーム(とはいえメインベッドはダブル、他にシングルベット2つ)/バストイレシェアで200DH。全体的に広くてクリーンながら、この様子だと普通のシングルであればもっと安いRiadもありそうだった。
https://www.facebook.com/pages/RIAD-OM-HANI/211028082430524


3. 食事
Meknes最大の発見は食事にあったと言ってもいい。Medinaを迷うように歩いて見つけた〈Chez Kenza〉はモロッコ式住居をそのまま店にしたようなブティックレストランで、ここのTajin Vegetableはこの旅で最も美味しかったTajinとして挙げたい。また、Medinaを練り歩くと小さなベーカリーショップがパンを店先に売り出しているのだが、それがまた異様に美味しく、しかも1DHというストリート価格。さらには、〈Place el Hedim〉を出て新市街方面に少し歩くとローカルなカフェが道路沿いに並ぶのだが、そのコーヒーまでもが美味しい。夜、宿に戻る前のコーヒー一杯という幸せ。

Tajin家庭的な雰囲気の〈Chez Kenza〉。Vegitable Tajinはこれまでになくボリューミーで美味。70DHと高めなものの、その価値は十分ある。

Chez住所を調べて辿り着けるほどMedina歩きは簡単でないので、偶然この看板を見つけたら入ってみてほしい。

coffeeモロッコのコーヒーは基本的に美味しい。どんな小さなコーヒーショップでもエスプレッソマシンがあり、そこで淹れられる一杯は格別だ。ここは6DHと低価格。Wifiも大抵完備されている。


4. ローカルバスターミナル
MeknesのローカルバスはMedina付近のローカルバスターミナルから発車する。立派な建物にチケット窓口が行き先別に並んでいて、女性客も多いので多少安心感さえある。カフェも隣にあり、ドリンクとパンが利用可能。場所はMedinaから南西で、地理が分かっていれば歩いて行けなくもなさそうだが、Mini taxiという賢明な手もある。ちなみにすぐ隣はGrand taxi乗り場で、行き先別に6人乗客が集まれば発車する。

また、ガイドブックが押し並べて推すCTM社は、基本的にどの街でも新市街にオフィスと発着場を構える。Meknesも例外でなく、MedinaからCTM社オフィスまで5〜10分/8〜10DH。ただし、Chefchaouen行きのバスは現在時点で運行していない。Fes発Chefchaouen行きのバスはあるが、当日の予約では満員で間に合わなかった。(Chefchaouenへのアクセスについては、後日改めて。)

Read More

Arabesque[Photo] Arabesque of Medersa Bouinania

1. 旧市街
FEBFesには、8世紀に造られた〈Fes el Bali〉と13世紀にその隣に造られた〈Fes el Jdid〉の2つの旧市街があるが、SoukやGate (アラビア語でBab)など見所は前者に集まっている。鉄道駅から旧市街は遠くないので、Fesを心の底まで楽しむならMedinaに滞在するのは良い選択。

Guy〈Bab Bou Jeloud〉を抜けた周辺は緑が多くカフェが集まり、旅行者のオアシスをイメージさせる。個人的にはBangkokのKhao sanを懐かしくも思い出し、Nikon D40を向けているとヨーロッパ系の旅人が満面の微笑でピースサイン。「Good!」とThumb-upをすると彼は「Chip please」とばかりに手を差し出す。断り無しに写真を撮るとチップを要求されるモロッコならではのジョークにかなり笑った。


2. ランドマーク
BlueGate〈Bab Bou Jeloud〉はFes el Balのメインゲートとなる門。こことルシーフ広場〈Place RCF〉がMedinaではサインも出ていて目印になる。他にもFes el BaliのランドマークはMedinaに固まっている印象で、世界最古の大学を敷地内に持つ〈Kairouyine Mosque〉は真ん中にある。


3. 鉄道駅
鉄道駅はFes el BaliからMini taxiでものの10-15分、約10DH。自分が利用したFesからMeknesの電車は所要約40分、20DH。〈Casa Verus〉のオーナー曰く、1時間に1本は走っているそうで、Maknesへのバスでの行き方を訪ねたら、「なんで電車で行かないの?」と逆に聞き返される事態に。

Read More

Verus04[PHoto] Riad Verus

1. 食事
Mint〈Bab Bou Jeloud〉周辺に集まるカフェやレストランは、店前にテラス席がアレンジされた気持ちのいい空間。その一角でローカルカフェは、Fesに到着した旅行者にモロッコ式の甘いミントティーをサーブする。店主がマシンからエスプレッソを淹れるCafe au Laitももちろん美味で、8DHとは良心価格。

KababMedinaをそのまま進むと食料品のSoukが現れる。野菜や肉類、オリーブが各店で売られる中、それらをKababに調理して売る店は一級。パン半切れに、牛肉&ハーブのミンチと野菜が挟まれたKababは今までで一番美味しくて、毎日食べたかったほど。パン半切れ10DH、1枚で20DH。

Clock〈Clock Cafe〉はこの旅で唯一出会った、且つクオリティの高いモダンなカフェ。モロッコ伝統料理以外にもバーガーやプレート料理を扱っていて、ヨーロッパ系の旅行客で賑わう。

Clock021〜3階はWifi対応の室内席、その上のルーフトップにも席を構える。夜でも寒くならないモロッコにおいて、テラスは大正解。メニュー以外にボードに書いてあるのは、Live musicやCooking classなどのイベントスケジュール。

Clock03〈Cafe Clock〉の目玉の一つはこの”Camel Burger”。ラクダ肉を使ったバーガーは、つなぎに余分なものが入っていないのか、そもそもの肉の味なのかは分からないけれど「肉々しい味」というのが印象。95DHと高め。砂漠を歩かされ、バーガーに調理され、ラクダは散々である。


2. 宿泊
Marrakechと同様、Fes el Balにも至る所にRiadが構える。ただし道はさらに複雑なので、おおよそ自力では辿り着けないことは覚悟したほうが安全。なので〈Bab Bou Jeloud〉周辺など比較的分かりやすい場所に宿を取るというのは良い作戦で、実際僕が泊まった〈Riad Verus〉は門近くのBatha地区に位置し、サインも掲示されていてアクセスはイージー。http://www.riadverus.com/eng/

CVerusロンドン出身のオーナーによる〈Riad Verus〉はHostelbookersで見つけたBudget&Cozy Riad。Riadは3階建てで中心が吹き抜け。その1階部分はCommon spaceになっています。Day timeはツアーデスクがあり、Night timeはBarに様変わり。こちらもMarrakechの〈Riad Dia〉同様、MidnightまでDance musicが鳴り響きます。

Verus部屋はこじんまりとしていながらクリーン。久しぶりの個室というだけで天国のよう。シングルルーム/Hot&Coldシャワー/シェアトイレで約200DH(一部WebでGBP先払いの為概算)+Local tax45DH。

Read More

Fes
Sahara desertとMarrakechのJamaa el Fna。それらと並んで僕をモロッコに惹き付けていたのが、FesのMedina〈Fes el Bali〉だった。街全体が世界遺産というその旧市街は、実際に足を踏み入れるとMarakechとはまた違った雰囲気を醸し出す。

MarrakechがJamaa el Fnaを中心として祝祭的雰囲気を持つとすれば、Fesはよりローカルで日常的だ。加工前の布や皮、細かい装飾や普段着の衣類など、その土地の人々向けのSoukが広がり、観光旅行のはずが文字通り見知らぬ街に放り出されたような気分になる。

カフェや屋台類もJamaa el Fnaのような賑やな店というよりは、よりMedinaに溶け込んで景色として一体になり、クラシカルな雰囲気を造り上げていたのが気に入った。もちろん〈Clock Cafe〉のようなモダンなカフェと出会えたことも大きい。

一方でローカルの人々は、Marrakechに比べて圧倒的に若者が多く、Teenager達にじろじろ見られながら、ひっきりなしに声をかけられるのは避けられない。立ち止まって話を聴いてしまっては切りがない。振り切ると、また一人と声を掛けてくる。

恐らく、滞在日数を延ばしても大きくは変わらないのだろう。無限とも思えるほど続くSoukに切りなく声を掛けてくる若者達。いつまでも経っても「全ては知れなかった街」、それがFesなのかと思う。

ORG

FesMedina

Read More