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2013年12月 Monthly archive

Studium
社会人で海外の大学院へ留学する場合、その理由は大きく二つです。一つは「キャリア構築」で、所属していた業界や職種の知識をアカデミックに深めるものです。例えば英語教師からTESOL、メディアからJournalism、広報職からPublic Relations、あるいはマネジメント職からMBAといった形がこれに当ります。もう一つは「キャリアチェンジ」で、異なる業界・職種への転身を見据えて、新たな分野を専攻をするものです。

自分は、後者の部類に入ります。具体的には、個人としての核を「PR/全分野」から「イベント/スポーツ」に変え/絞る、というのが決め手だったのですが、今後の進むべき道を改めて考えた時にポイントとなったのは次の3つでした。

まずは、自分の「仕事観」。それは「人のマインドを変えていく」ことで、新しい情報や体験を提供することで、考え方や行動に変化を促していくものです。勿論これはPRという職種を最初に選んだ際も同様でした。クライアントの情報発信/加工によって、受け手の認識や行動をポジティブに変化させ、それをレピュテーションやブランド構築に繋げていくコミュニケーションの世界には、大きな魅力を感じたものでした。改めて考えてもこの価値観は変わることはないと思ったのが実際です。

その上で、その方法を「イベント」にシフトチェンジすることは、より直接的に体験/サービスを提供することで、一層の行動変容を促すことを意味します。他のコミュニケーション手法に比べてリーチできる「広さ」はありませんが、突き刺さる「深さ」こそが肝要で、また自分が魅力を感じた部分でした。もう一つの面白さは、特に「観る」のでなく「する」イベントの場合、成果/反応の予測が難しい点です。サービスは品質を保つ事自体が難しいのに、更にそれがどう受け取られるか、感覚とは非常に属人的なので不確実性が高い。それが、とても面白いと思ったのです。

そして、その中で自分の領域を「スポーツ/健康」に焦点を当てることにしました。これは自分が一時体調を崩して健康の重要さを痛感したことに加え、それを日常のスポーツ/エクササイズ/トレーニングによって管理できることを体感したことが起因しています。アスリートや競技者だけでない、より一般市民に近く生活に根ざしたライフスタイルとしてのスポーツと、積極的な健康管理によるヘルスケアについては、まだまだ発展余地があると感じています。

この3つのクロスポイントを探した時に、丁度イベントマネジメントという専攻を見つけた幸運が重なりました。それならば、すぐに転職する以外にも、大学院で学ぶのもいいんじゃないか、そう考えて、今に至るという訳なのでした。

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KM_flag
11月に行われた神戸マラソン2013で人生初のフルマラソンに挑戦したのですが、4時間49分というタイムで完走することができました。自分の予想より上々のサブ5となったレースやその準備を振り返ることで、これからフルに挑戦するようなランナーに、何か役立ちますように。

言い訳を作らない「準備」
様々な準備をするのは勿論ですが、「言い訳を可能な限り排除する」というのが僕のポリシーでした。「〜だったら」「〜していたら」と言えない状況にするために、3つの準備を行いました。

一つ目は「体力」。今回はレース2ヶ月前に本格的なトレーニングを始めました。土日どちらかを使って5km、10km、15km・・と徐々に1回の距離を伸ばしながら走り、できる限り平日も1回は5kmを走ることを基本にしました。さらに、30kmのLSDも一度行って「5時間走る」ことを体に覚えさせたのも良かったです。およそで9月は21km、10月は60km、11月(神戸マラソン前まで)も60km走っていて、練習は十分だったようです。

二つ目は「道具」。僕の場合はシューズなのですが、ずっと愛用していた〈Nike Free〉からアンダーアーマーの〈UA チャージ 2 レーサー〉に代えました。どうも15km辺りを越えると着地の衝撃が辛くなってきて脚が疲れるしマメもできる。幾ら愛着があっても固執して後から言い訳はしたくなかったのですが、この変更は得策でした。UAを履いて挑んだレースは、筋疲労以外の脚の痛みは全く無し。マメ一つさえできませんでした。

三つ目は「栄養」。直前の付け焼き刃でしたが、一定の知識を基にレースに挑みました。僕が実践したのは、前日:カーボローディングと経口補水液〈OS-1〉での生活、キウイで疲労回復、レース前:3時間前起床の2時間前朝食、〈VAAM〉顆粒や〈アミノバイタル〉ゼリーでエナジーチャージ、レース中:全エイドでのこまめな水分摂取、早めのトイレ、ドローイングでの水分・ゼリー摂取、等々。レース中にゼリー2本が無くなり、終盤にエネルギー不足に陥った以外は良い準備でした、

それからこれは余談ですが、ウルトラランナーであるScott Jurekの著書「EAT&RUN」を愛読していたのは実はとても大きかった。100kmや160kmを走るJurekの姿に感銘を受けたのに、フルくらいで降参したくないと自分に発破をかけられたし、「足に負担をかけない為には、ストライドを長くせずに回転数を上げる」という具体的なコツや「自分自身を見つめて、大地と繋がり、宇宙と繋がる」というスピリチュアルな金言を得ました。(ストライドの件は、後半からどうでもよくなりました。)

足を動かしてくれた「応援」
神戸マラソンくらいの大規模都市型マラソンになると、沿道にかなりの人が詰めかけます。声援を聞いたり、時には差し出された手にハイタッチをすると、体にエネルギーが満ち溢れます。これは、本当に不思議でした。ちなみに声援だけでなく、応援メッセージを書いたボードも多いのですが、「あとたった40km」「足が痛い?気のせいや」などユーモア系から「いつ走るの?今でしょ!」と時事ネタ系まであった中、個人的No.1は滝川クリステルの写真付きで「お・り・か・え・し」を掲げてくれたあなたです。おめでとうございます。(コースは折り返しなものの、距離はまだ17kmだったけどね!)

サブ5を導いてくれた「ペーサー」
ペーサーの有無は大会によりますが、これほどタイムを狙う時に有り難い存在はないです。恐らくサブ3くらいから30分刻みで走っているのですが、僕の場合25km地点で後ろから5:00のペーサーを捕えたとき、「5時間を切ろう」と強い思いが湧いてきました。「彼らより前でゴールするだけ」という分かりやすい目印は、何よりも強力な原動力になりました。

初めてのフルマラソン、42.195kmの道のりはまさに「紆余曲折」。10kmまではゆっくり流していたら、20km地点まであまりにペースが上がらずフラストレーションが溜まり、30kmまでペースアップ。しかし37kmで「ジョグすることもできない」ほど体力の限界を迎え、最後は満身創痍でなんとかゴール。。山あり谷ありでしたが、ゴールした瞬間、途中から現実味を帯びてきたサブ5を達成できたことに心から感動したのを覚えています。

ファンランナーから「マラソンランナー」となった次は、来年イギリスで、初の海外マラソンとなる「ブライトンマラソン2014」を走ってきます:)

KM_startフルマラソンのスタート前。約18,000人のランナーが参加したようで、この日の朝は神戸マラソン一色でした。

KM_start02ランナーの数が多いので、レースが始まってもスタートするまでかなりの時間。合羽を着ているランナーは体温を下げない為だと思われます。

KM_20Kまだ元気だった20km辺り。神戸マラソンは幾つか坂があるので、道路を埋め尽くすランナーを一望できます。コース自体は海沿いを走ることも多いので、景色のいいマラソン大会です。

KM_goalゴール地点にてグロスタイムを一枚。5:00のペーサーより前にいたのでサブ5達成とは思っていたけど、改めてタイム表示を見ると感慨深かったです。

KM_Timeレース後に神戸マラソンWebサイトから確認したネットタイム。スタートから走り出せるまで約10分かかっていたのも驚き。

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TOEIC
「英語ができないというのは、いずれかなりのリスクになる。」—これが僕が3年半働いた上で出した一つの結論です。より正確に個人的な感覚を表現すれば「英語にコンプレックスを抱いたまま、これから長い人生を過ごすのか?」という自分への問いとなるのですが、意図するところは同じです。この考えに至るまでに3つの要因があったように思います。

まず一つ目は、自分の英語力について周囲の期待とギャップがあったことです。大学4回生のときに詰めて勉強し、社会人1年目まで継続していたことで、TOEICのスコアは850まで上がりました。それを周囲や会社に伝えると「凄いね!英語できるんだね」となるのですが、実際はそれに応えられるような実力はありません。テスト向けの勉強は基礎能力にはなりますが、実際コミュニケーションを取る力までは養うことができないからです。そういった点で、日々歯痒く、ある意味申し訳無い気持ちになることさえありました。

二つ目は、仕事を通して自分の英語力の低さを痛感したことです。前述の状況により、これまで担当させてもらったクライアントはほとんどが外資系企業でした。さすがに担当者自体が外国人、ということはありませんでしたが、資料を読むこと、メールでの連絡やレポート、電話会議への参加、電話受けなどを英語で行うことは多々ありました。そしてその度、不安に襲われていたのが実際です。この経験が「何とかしないといけない」という危機感を持つことに繋がりました。

三つ目は、周囲に英語を使うことのできる人が多かったことです。二点目のクライアントが外資系ということは、即ちその担当者は基本的には英語運用が堪能で、それを間近に見ていた経験があります。自力学習や学部/院での留学など背景は様々ですが、今現在も一定の努力を続けていることは間違いありません。英語を使える人に対して羨望の眼差しを向けるだけでなく、自分もそうなりたいと思うようになりました。もちろん、学部/院でアメリカやイギリスの大学に行っていた人がざらに居たという事実自体と、そういう人は独特な面白さがあって個人的に好きだったことをよく感じていて、自分の決断を強く後押しすることになりました。

英語力の無さという克服したいものを見つけたとき、周囲の人を見て、「こうなりたい」と考えることができたことはとても幸運に思います。特定の人にしろ大まかなイメージにしろ「ロールモデル」を見つけることは実はとても大変で、難しいからです。そういう姿に、少しでも近づくことができればいいなと思います。

[Photo] Jimmy Yen via Flikr

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Tots
ゴールドマン・サックス、ハーバードビジネススクール、そしてマッキンゼー&カンパニーでキャリアを築いた著者による、仕事をより実りあるものにする為のコツを記したビジネス書です。

こういったビジネスのハウツー、且つ啓発の類いの本は、たまに手に取るとハッと気付かせてくれることがあるので良いと思います。これまでの自分の仕事の仕方を考え直してみたり、これからどんなことを活かしていけそうか、そしてこれからどうしたいのか、改めて考える機会になります。特に今回気に入ったのは下記ですが、読む人間が同じでも、響くポイントは毎回違うかもしれません。

人とのつながり。
— 利害関係を越えた「つながり」を信じる
— 貴重な時間とお金を「つながり」に投資する
— どんなに多忙でも、週1回仕事と関係ない人に会う
— 外国人との挨拶で気をつけたい「握手の質」

「考える」こと。
— 正解のない問題を考えるクセをつける
— ネットでカンニングせず、自分の頭で答えを出す

興味が湧いた方は是非手に取ることをおすすめします:)

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BOOK
イギリス留学を具体的に考え始める人向けに、British Councilが「英国留学ガイドブック」を発行しています。学部や大学院、アート&デザインなど留学タイプごとに準備のモデルプランや学校選びに関する情報を提供していて、入門書として最適そうです。

ひょんなことから2013/14版を手に入れたのですが、実際既にほとんどの準備を追えた自分から見ても、よくまとまった内容に関心しました。学校選びとそれに向けた学力の準備だけでなく、保険や宿泊、公的な書類手続きに関してや現地生活で役立つ情報が含まれていて、留学エージェントに駆け込む前に一度眼を通しておくと、冷静な判断で色々な情報を取捨選択できるかと思います。

編集は恵文社で、Webサイトから申込ができるようです。自分の場合は、留学保険を扱う会社に資料請求した際に同封されてきたので、来年秋を目指してこれから準備しようという人は、色々な機会で手に入るかもしれません。

「英国留学ガイドブック2013/14発行」|恵文社 留学情報
http://www.kbunsha.com/archives/3007

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