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2013年3月 Monthly archive

hometown
1年半振りくらいに実家に帰ってゆっくりとしてきました。実家は名古屋市内にあるのですが、大学に進んでから家を出てしまっているので、それからは1年に1回帰ったり帰らなかったりという程度になってしまい、ここ最近はずっと足が遠のいていたので久しぶりの帰郷になりました。

それにしてものどかだ。
実家があるのは市内とはいえ、中心部から車で30分離れた住宅街。北に行けば小学校と少しばかりの商店街があって、東に行けば中学校、西と南は川と河川敷しかなく、つまりは、何もないところ。さらに商店街のお店は潰れて更地になり、近所の家は取り壊されて空き地になって、見晴らしだけがどんどん広くなっていく。住んでれば経年変化は少しかもしれないけれど、たまに帰ってくる身としてはちょっとした切なさを覚えるね。

名古屋駅に着いた後は実家に直行して、夜は母の手料理を食べたり、ちょっとだけ大人になったので色々な話をして、できるだけ家族と一緒に過ごすことにした。翌朝は父と一緒に飼い犬の散歩に行ってみたけれど、実はそんなこと初めてで、この年にしてすごく新鮮で小っ恥ずかったのを思い出す。老犬と老人のいつもの散歩コースは、家からすぐの河原らしい。自分の中では「よくこの道走ってたなー!」と高校生の頃の自主トレコースを眺めていた。冬休みに身体が鈍らないように走ったり、がんがん雪が降る中でもダッシュしていたことを思い出して、終始懐かしい気持ちで一杯に。何より、車も通らない、コンビニもない、看板や屋外広告もない道をただゆっくり歩いていると、目に映る景色の色彩の柔らかさにびっくりするばかりです。青とは空の色で、黄色とは冬の木々の色で、緑とは畑の色なのです。

滋賀京都へ行って4年、東京へ来て3年という月日が流れました。毎回実家に帰るたび、異なる感情や気持ち、感覚を感じると、環境というものがいかに自分に影響を与えているかを感じます。そしていつも考えるのは、「もしここにずっといたら、また違う自分になっていたかなー」ということ。思うにきっと、導きや出会い、思いや決断の少しの違いだけで、そこには何百万通りのその人の生き方があるんんだろうなーと考えるのです。すべての選択に善悪はなくて、さらに基本的には自分はベストな選択を取ってきたと考えるタイプの人間としては、少しばかり心が平安に、また、自分が支えられているようなポジティブな心持ちになることができるのですが、そんなことを考える春の一日も悪くはないように思います。

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